さくらヴィレッジ
WORKS
日本庭園のある木造家屋の建て替え計画である。先代からの日本庭園を保存し、賃貸住宅の居住者にも親しんでもらえるような計画が求められた。
この建物は家族世帯向けの集合住宅である。北側の開放廊下でSUSワイヤーメッシュに垂直に葉を伸ばすジャスミンを各階に植え、覆緑のスクリーンとなっている。植栽部分は逆梁を利用して設け、土が廊下の床と同じレベルとなるようにし、実際の地面の感覚に近づけている。その結果、緑のスクリーンが住戸の前庭としても感じられるだろう。逆梁部分からは間接照明が天井・壁面を照らし、植栽に別の表情を与えている。植栽への給水は、井戸水を加圧ポンプで各階へ送り、自動給水装置のタイマーで制御している。従来の庭の形態や手入れの様子を現代的な手法でアレンジし、開放廊下に緑を取り組むディテールである。
先代の頃この土地はサクラ林であったという。敷地北側駐車場には、ツタのパーゴラを設え、低層部の屋上にはハーブガーデンを設け。また西側道路面には、サクラの木を並列に植えた。可能な限り現代的な解釈において、都市の緑空間を提案した。
所在地
埼玉県さいたま市
用途
共同住宅+個人住宅
敷地面積
462.43㎡
建築面積
275.78㎡
延床面積
805.83㎡
構造
RC造 地上7階建
竣工年
2003年
受賞歴
‘02 さいたま市都市景観賞受賞
2025年大規模改修後の桜
2025年 屋上庭園の藤棚
